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東芝がJointwaveの4K H.264超高スループット・デコーダコアを採用

2016-10-20

中国、北京 – FPGA/ASIC向けH.264 IPコアのリーディングプロバイダであるJointwave Co., Ltd (北京) (以下「Jointwave」) と、日本の半導体IP (SIP) 販売代理店として優れた実績を持つスピナカー・システムズ (以下「スピナカー」) は、株式会社東芝がJointwaveの4K H.264イントラ・デコーダIPコアを次世代4Kプロフェッショナル仕様ビデオコーデック機器向けにライセンスしたことを発表しました。 

Jointwaveの共同創業者CTOのJerry Wang氏のコメント

「弊社は、東芝の最新鋭・超高スループットH.264 4KデコーダIPを提供できて大変光栄に思います。このIPコアはプロ仕様製品市場向けに、低〜中価格帯のFPGAで4K@60fpsのビデオデコーディングができるように設計されています。

 スピナカー・システムズ代表取締役、片桐徹のコメント

「JointwaveのH.264 IPコアは信頼性が高く、東芝様を初めとした弊社顧客にとって製品開発を加速させる推進力となります。東芝のプロフェッショナル・ビデオコーデック・システムでJointwaveの4K 4:2:2 10ビットH.264イントラデコーダIPコアのデザインウィンを獲得するお手伝いができて大変嬉しく思います。」

JointwaveのH.264エンコーダ・デコーダIPコアは多種多様なアプリケーションに対応できるように、4K@60fps, フルHDシングルチャンネル・マルチチャンネル、低遅延、高スループットなどを柔軟に設定できるようになっています。高効率エントロピーエンジンは900,000 Mbpsを超えるスループットを達成、ロスレス映像を必要とするアプリケーションに非常に有効です。パイプラインアーキテクチャなので、低コストFPGA 1個だけで、エンコード・デコードの最中にホストプロセッサの助けを借りずに3840x2160p@60fpsのリアルタイムコーデックを実現できます。また、ASIC開発用にFPGAプロトタイピング・ボードでリアルタイム検証も可能です。 

スピナカーはJointwaveの日本における代理店です。スピナカーはJointwaveのIPコアと評価キットを販売・提供するほか、コンサルティングとサポートも担当します。

Jointwaveについて

Jointwave Co., Ltd (北京) はFPGA/ASIC向けのビデオ技術・コーデックIPのデザインに特化したメーカーです。Jointwaveの高性能H.264エンコーダは放送に堪えるレベルの映像品質を非常に低い消費電力とハードウェアリソースで実現します。これまでは無理、またはコストに見合わないと考えられていた領域でも、映像アプリケーションが実現できるようになります。Jointwaveは完全なH.264ソリューションを評価、インプリメントするためのコンサルティングや技術サポートも行います。詳しくは、www.jointwave.comをご覧ください。

スピナカー・システムズについて

スピナカー・システムズは1995年に設立され、半導体知的資産 (IP) とEDAツールの代理店で、数多くのツールとIPを販売、サポートしてきた実績があります。スピナカー・システムズの強みはVHDL/Verilog、画像処理、音声アルゴリズムなどの専門知識や、通信プロトコルなどに関する知識にあります。さらに、スピナカーは日本の大手半導体メーカーや電機メーカーと信頼関係を構築してきました。スピナカー・システムズについて詳しくは、www.spinnaker.co.jpをご覧ください。

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