● 概要
SideWorks™ Dolby® デジタル・デコーダ (CWda61) は、複数のプロセッサ環境の中のオーディオ処理をオフロードする為のハードウェア・エンジンとして設計されたIPコアです。 CWda61は、パワーアップ時に基本プログラムを実行するBIOSを内蔵し、ブート・デバイスからデコーダ・プログラムをロードします。「スタート」命令の後、プログラムは、オーディオ・データ・インターフェースからデータを読み込み、「ストップ」命令を受け取るまでDolby デジタル・ストリームをデコードします。
デコーダの設定及び状態は、外部からアクセスできるステータス&コントロール・レジスタ・ファイルによって設定と確認することができます。コアのインター・フェースは、簡単に組込できるように複数の業界標準をサポートしています。
CWda61の特徴セットは、Dolbyデジタルのマルチ・チャンネル・デコーダの仕様に完全に準拠しています。低い周波数、小さい論理回路と小さいメモリ占有スペースが、システム・コストと消費電力の低減に貢献します。低レーテンシと低メモリ・バンド幅も重要な特徴の1つです。
● ブロック図
● FPGAリソース使用情報
ファミリ
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スライス数 | BRAM | DSP48E |
F (MHz) |
Fmax (MHz) |
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LUTs | FFs | |||||
Virtex-5™
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1249 | 10 | 4 | 100 | 115 | |
3699 | 2546 | |||||
Virtex-6™
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1601 | 10 | 4 | 120 | 125 | |
5664 | 3966 |
● 特徴
■ | リアルタイムのオーディオ・デコーディング @ 60 MHz | |
■ | Dolby®デジタル・デコーダのフル・ファンクション・セット搭載 | |
■ | 1 から 5.1 チャンネル | |
■ | サンプル・レート: Fs = 32, 44.1 と 48KHz対応 | |
■ | 最大24-ビットオーディオ・サンプル精度 | |
■ |
デコードの設定及び状態確認の為のステータスとコントロール・インターフェース |
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■ | 64kBの外部メモリ | |
■ | リコンフィギャラブル・アクセレータと外部メモリ又はI/Oの間の高速双方向性データ通信を行うDMAコントローラ内蔵 | |
■ | 256 サンプルレーテンシ (256 / Fs) | |
■ | オーディオ・データのFIFOインターフェース:PCM,Raw,AES3,SMPTE337M,SPDIF,I2S/TDM,カスタム | |
■ | メモリ制御にAMBA-AHBインターフェース、ステータス、コントロール、カスタム・インターフェースにAPBスレーブ・インターフェース | |
● 利点
■ | 低価格のFPGAにフィットするコンパクトなハード設計 | |
■ | 低い動作周波数 | |
■ | 非常に低い消費電力 | |
■ | 外部メモリの占有率が小さい |
● 納品物
■ | データシート | |
■ | FPGA ネットリスト | |
■ | プログラム・バイナリ | |
■ | 設計制約スクリプト | |
■ | 評価ボード (オプション) |